会社ってこうだっけ?

前回、自己分析について書きましたが、今回は模擬会社について書かせていただきます。


具体的にどんなことをやるのか・・


2パターンありまして


① 作業が決まっていて、それを正確に効率よくこなすパターン。


② 何を作るのか、企画から始めるパターン。


今回は①のやる事が決まっているパターンについて書きます。


作業内容は食品に見立てたものを袋詰めにし、注文書に沿って必要分を製造します。


いわゆる単純作業ですね(笑)


開始前に話し合ったり、相談しながら


作業をしていきます。


ノルマを達成したら参加者全員で話し合ったり、改善点を探して次に生かします。


それから、またもう一回やってみる・・・


ただ、これがまた、色んな人がいる訳で・・・


能力がバラバラなのでマジでキツかったです(;´Д`)


当たり前って何だっけって・・・自分の常識が通じませんでした。


適応障害や知的障害など様々な人がいる訳で、私も不安神経症持ちですが


単純な仕事をこなすのは特に問題はないので


自分とのスピードの違いに愕然としました。


勿論全員ではなく、私よりも仕事早い人もいますが。


これをまとめるのが大変なんです。


グループの中で一番年齢が上なので、話を進めやすいように


議長的な位置に私がなってしまい、まとめる立場になってしまいました。


気になった点については


凄い丁寧でそこまでしなくてもいいのに・・って人がいたり


積極的な面がなく、人に譲り過ぎて、参加する事自体が上手くできない人、


もっと早くやって!!とか、もっとちゃんと仕事してくれ!!


なんて攻撃的な事は当然言いません。(笑)


だってそういう人たちが集まっているのだから仕方がない事です。


現時点で皆それぞれ能力100%なのでしょう。


さて、これをどうするかというのが問題。


このプログラムの目的もズバリここにあるのでしょう。


ホウレンソウをしっかり行えるかどうか、どう人と話し合い、どう取り組むか、


作業を通じで色々とその人個性が見えてくると思います。


私も参加したからには、単純作業を上手くなるのでなく、この人間関係の中から


何を得るのかを真剣に考えてました。


コミュニケーションが苦手だからこそ、練習だと思ってどう接するか・・です。


良い所は良いと素直に言い、問題と感じる部分は、ここはどうにかできないかという方向で


話を進める事にしました。


良く人の意見を聞き、何に困っているかを聞き出そうとしました。


自分ではどうにもできないという答えならば、では誰かサポートしようかという流れに。


これがバッチリとハマり、相談しやすく、お互い協力し合い、とてもいい関係で


最後までプログラムを終えることができました。


今までだったら、仕事に追われてこんな余裕なかったなと思いました。


仕事をこなす上で、スピードは大事です。


でも案外これが魔物なのかもしれませんね(;^_^A


スピードにとらわれ過ぎて、自分に余裕がなくなり


色々な物が見えなくなるのかもしれません。


早くやると焦ってやるは区別しているようで、実は区別できていなかったりして。


余裕のある感じでいつもありたいと思うのですけど、難しいですよね(;^ω^)


そんな教科書には載っていないことが勉強できた日でした。(*´ω`*)

訓練とは具体的にどんなこと?

就労支援施設での訓練について書きます。


私が特に印象に残っている訓練は・・・


① 自己分析


② 模擬会社


この二つです。


これとは別に個人的な訓練としてタイピング練習やオフィスソフトの使い方などの


訓練もしました。


自己分析とは・・・


まさに己を知るということです(笑)


これがまた・・・結構精神的に追い詰めることあり、大変でした( ;∀;)


ダメな自分を改めて自覚する訳ですから当然キツイわけです(;´Д`)


でも自分の意外な一面をみつけることができたりと


自分という人間を素直に見つめなおして客観視することができるという訓練でした。


自己分析には色んな種類があるのですが


私が印象に残っているのは


大雑把な質問事項があり


自分の生い立ちや家族の事、好きな事、嫌いな事、趣味ややってみたかったこと、


色々な方向から自分の歴史を掘り下げて書き残していくのです。


最初は広範囲でアバウトな質問ですが


どんどん掘り下げていって詳しく詳細を書いていくのです。


たとえば音楽は好きですか?ジャンルは?誰が好きですか?どうして好きなんですか?


みたいな感じで進めていきます。


仕事でどんなことに苦労したとか、どう乗り越えたか、得たものは何か、


挫折したことは何かとか・・今はどう思うか・・・


精神的に・・グッとっ来るでしょう?(笑) 傷口に塩塗るな~って質問です(笑)


人生を振り返って


良くも悪くも思い出す・・・


当然、絶望感たっぷりの私は負のオーラで包まれていますから


思い出すのも辛くてね・・


あの時こうしていればとか、グルグル考えが巡るのですよね(;^ω^)


まぁ色々考えながら紙に書いて埋めていき、最後に他の人と交換し合うのです。


これは恥ずかしかったですね(笑)


でも当然嫌な人もいるので交換は拒否することもできます。


幸い私の近くにいた人達は拒否することはなかったので


近くの席の3人と見せ合いをしました。


20代の女の子、あと私くらいの年齢のおじさん。


人の自己分析を見てビックリというか、人は見た目と違うんだなと改めて思いましたね(笑)


こんなに明るく話しているのに人が苦手とか怖いとか・・本当か?って(笑)


おっとりしてそうなのに、せっかちだとか。ギャップ半端ないっす(笑)


そしてその人に対して質問などします。


まぁ当然心の傷をつつくような質問はしませんが


趣味の話や好きな事などのプラス側の質問です。


ある意味無理やり質問しなくてはいけないので大変な事もありますが


いい刺激になります。衰えていたコミュニケーション力をフルに活用して


必至でお話しました。(;^_^A


やっぱり、お互いのことを知ると距離感がグッと縮まって話しやすくなりますね。


ある意味、普通ではなかなか聞けないことを訓練を通じて知る訳ですから、


他人同士を一気に近づける最強のコミュニケーションというところでしょうか(笑)


そして最終的に他人の意見も聞いて改めて自分を見つめなおすのです。


結果


自分という人間はどうやら


物を作るのが好きらしい・・これは自覚アリ(笑)


興味がある事は熱心になるけど、それ以外は全く頭に入らないらしい・・これも自覚アリ


他者視点では・・


以外にも人からは物腰が柔らかい人間と思われているらしく、話しやすいらしい・・


これはビックリでしたね・・コミュニケーションは昔から大の苦手なので


一番の驚きでした。


あと、意外とチャレンジャー。思い立ったらすぐ行動できるなどなど・・・


自分は超慎重派だと思っていたので、


行動力があり、チャレンジャ―だと言われたときはこれも驚きました。


ここからは自分が感じている負の面。


方向音痴でマルチタスクが苦手・・


興味ある点につき完璧主義だけど、それ以外はいい加減。


関連して自分の興味ない事は滅茶苦茶忘れっぽい。


仕事に追われると焦ってしまい、すぐに頭がパニックになる。


冷静でいられなくなる。考えることができなくなるといった方がいいのかな?


人間皆そうだろというかもしれませんが、平均の上をいく感じです(笑)


他人が見てヤバいと思われて、自分もそう思うし、きっとそうなんだと思います。


あと報連相が苦手。


興味のない事というか、自分が重要だと思わないことを伝え忘れます・・(;^_^A


・・・仕事に必要な所、結構ダメなんだなと(笑)


こういうことを極力避けた仕事を選ぶといいというアドバイスをされましたが


そんなもんあるかい!!って思いました(笑)


この精神状態で仕事の選ぶというのが、どれほど大変か改めて思い知りましたね。


まぁ、こんなポンコツな能力だから、これを抱えて生きていくしかないので


こっからどうするかですね。


いい面をどう生かすのか・・最大の課題です。


そのための第一歩が自己分析です。


次回は模擬会社について書きたいと思います。

就労支援施設ってどんな所よ?行ってみての感想・・・

精神疾患を抱えてから


無職になり、どこにも居場所がない感覚になり・・・


再就職を目指そうにも、全てにおいて自信がなくなり


やりたいことなど当然みつかることもない・・


自分をどんどん下に見てしまう。


そうやって自分の枠を狭く狭くしてしまう。


もう生きるの嫌になるわって思ったら


是非行ってみください。就労支援施設!


そこには色んな人がいます。


同じように精神疾患を抱えた人、うつ病、知的障害を抱えている方などなど・・


で、同じような境遇の人と、その人達を支えてくれるスタッフの方がいます。


そこでは色々なトレーニングを行います。


作業訓練と通じたコミュニケーション力を磨く訓練や


自分の良い所を探す、または苦手な部分をハッキリさせるプログラム。


通っているメンバー同士で会社を想定して簡単な作業から


いわゆる報連相の訓練をやったり


時にはお互いのことを話し合い、自分のことを客観視してもらうとか。


こういうことを書くと、知らない人とも話すのか・・


それきついな・・と思う人もいるでしょう。


対人関係が極度に苦手は人もいるので見てるだけでもOKです。


常に逃げ道があるといったら曲解されるかもしれませんが‥(;^_^A


他には


仕事でこんな理不尽があった時、どうする?・・などなど


知ってる人には当たり前のこともあれば、あー確かに自分はこういう所があると


気付かされたりします。


決して難しいことをする訳ではありません(笑)


出来ないから私はダメだとか、責められることはありません。


逆にダメな部分がわかった事でそこをトレーニングするのか


またはここが自分にとって不向きだから


就職の際は自分の苦手な部分がメインに要求される仕事は避けようとか


そういった自分を知ることができる場所です。


そして何よりありがたいのは行き場所があるということ・・


目的があると人は何とかなりそうな気になります。


就労支援に通ってみて


私の場合、完璧主義で


仕事ができない自分を完璧に当てはめるから


自分を責めて辛くなるということがよーーーくわかりました(笑)


またそれによって生じる焦りや、他人からの評価が気になる・・・


失敗したら自分の評価がさがるという恐怖・・そしてグルグル思考へ入って悪循環。


そういう所をどう克服するか・・そんなことを時間をかけてトレーニングしてきました。


次回はまた就労支援施設での出来事を書きたいと思います。では!👋